Japanese
English
臨床経験
脊柱に変形を有する成人二分脊椎にみられた問題点について
Problems of the Adult Spina Bifida with Spinal Deformities
飛松 好子
1
,
初山 泰弘
1
,
二瓶 隆一
1
,
木村 哲彦
1
,
鷹野 昭士
1
,
陶山 哲夫
1
Yoshiko Tobimatu
1
1国立身体障害者リハビリテーションセンター病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, National Rehabilitation Center for the Disabled
キーワード:
二分脊椎
,
spina bifida
,
脊柱変形
,
spinal deformity
,
骨盤傾斜
,
pelvic obliquity
,
リハビリテーション
,
rehabilitation
Keyword:
二分脊椎
,
spina bifida
,
脊柱変形
,
spinal deformity
,
骨盤傾斜
,
pelvic obliquity
,
リハビリテーション
,
rehabilitation
pp.1029-1032
発行日 1988年8月25日
Published Date 1988/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907933
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抄録:脊柱に変形のある成長の終了した二分脊椎者の随伴変形と問題点について調べた.対象は国立身体障害者リハビリテーションセンター更生訓練所に入所した二分脊椎11例で,男子3例,女子8例であった.年齢は18歳から53歳で,平均24.3歳であった.二分脊椎高位はT11からS1にわたった.
まとめ:1.側彎変形が10例に,腰椎前彎のみの変形が1例にみられた.2.側彎変形のある者,全例に骨盤傾斜が見られ,側彎凸側への骨盤傾斜,反対側の股関節脱臼,又は亜脱臼を有する者が多かった.3.骨盤傾斜側の坐骨部は褥創の好発部位である.4.坐位バランス不良例がみられ,褥創とともに作業訓練上,妨げとなった.
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