学会印象記
第3回西太平洋脊椎外科学会手術教育研究会報告
北原 宏
1
1千葉大学医学部整形外科
pp.116-117
発行日 1988年1月25日
Published Date 1988/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907772
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昭和62年6月7日より6月12日までの6日間,第3回西太平洋脊椎外科学会手術教育コース(The 3rd practical course in operative spinal surgery, SpinalSection, WPOA)が,故井上駿一千葉大学整形外科教授の会長のもとに千葉大学で開かれました.
西太平洋脊椎外科学会はアジア西太平洋地区の11力国(韓国,香港,台湾,フィリピン,インドネシア,タイ,シンガポール,マレーシア,オーストラリア,ニュージーランド,日本)の脊椎外科医により構成され,昭和55年以来1年半おきに数百名の脊椎外科医が各地で一堂に会して活発に研究討議が行われてきておりますが,それとともに,脊椎外科の手術コースを主催国が開催することになっています.わが国では昭和58年10月に第3回西太平洋脊椎外科学会を故井上駿一会長が開催し成功裡に終わりましたが,諸般の事情で手術教育コースの実施が遅れ,本年開かれましたので報告致します.目的は国際的に高く評価されているわが国の脊椎外科のレベルを西太平洋地区,東南アジアから,将来の脊椎外科をにない指導者となる中堅医師を招待し,わが国の代表的な方々が各地で教育に当ることはこれら地域の脊椎外科の治療の進歩を促し,かつ今後の医療協力,友好関係を発展させることでした.
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