Japanese
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手術手技 私のくふう
側彎症に対するHarrington法に横突起wiringを加えた手術法の吟味
Transverse Process Wiring with Harrington Instrumentation for Scoliosis
中井 定明
1
,
大谷 清
2
,
市原 真仁
3
,
土方 貞久
4
Sadaaki Nakai
1
1藤田学園保健衛生大学整形外科学教室
2国立療養所村山病院整形外科
3国家公務員共済立川病院整形外科
4東京電力病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Fujita Gakuen Health University
キーワード:
横突起wiring
,
transverse process wiring
,
側彎症手術
,
scoliosis surgery
,
ハリントン手術
,
Harrington operation
Keyword:
横突起wiring
,
transverse process wiring
,
側彎症手術
,
scoliosis surgery
,
ハリントン手術
,
Harrington operation
pp.75-80
発行日 1988年1月25日
Published Date 1988/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907764
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抄録:脊柱側彎症に対してHarrington法に横突起wiringを併用して手術を行った.本法では,神経合併症につながる脊柱管内操作が不要であり,側彎症のみならず,椎弓切除後の内固定などにも応用可能である.胸椎部でのhypokyphosisの後彎化のみならず,derotationも可能である.但し,その適応は胸椎カーブで約100゜以下の例に限られる.
症例は23例で,うち3/4は特発性例であった.Square ended rodを用い,上位hookはdoubleとした.術前の平均側彎度は65゜で最終矯正率は45%であった.矯正喪失は6゜であった.胸椎部のhypokyphosis例では平均8゜の後彎化が可能であった.頂椎部での回旋は平均6゜のderotationが可能であった.
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