シンポジウム 骨悪性線維性組織球腫
骨悪性線維性組織球腫—解説
湯本 東吉
1
1鳥取大学病理学
pp.265-266
発行日 1987年3月25日
Published Date 1987/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907569
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第19回骨軟部腫瘍研究会(会長井上駿一千葉大教授)において骨悪性線維性組織球腫(骨MFH)が主題として取りあげられ,病理学側から病理組織学的診断を町並陸生教授が,鑑別診断を牛込新一郎教授が講演し,遠城寺宗知教授ならびに長尾孝一教授から夫々指定発言があり,骨MFHの診断の要点と問題点が明らかにされた.また,これに先だってMayo ClinicのDr. K. K. Unniの"Fibrohistiocytic tumors of bone"の特別講演も行われた.その他ポスターセッションIIに7題の骨MFHの発表が行われた.
骨MFHの診断については日整会誌56;659〜672,1982に総説を発表しているので10),これを骨子に最近の知見・問題点を加えて解説する.
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