Japanese
English
臨床経験
Tarso-Carpal Osteolysis with Nephropathyの1例
A Case Report of Tarso-carpal Osteolysis with Nephropathy
宮渕 龍雄
1
,
保田 勉
1
,
佐藤 雅人
1
,
赤司 俊二
2
,
羽鳥 則夫
2
Tatsuo Miyabuchi
1
1崎玉県立小児医療センター整形外科
2崎玉県立小児医療センター腎臓科
1Saitama Children's Medical Center, Department of Orthopaedic Surgery
キーワード:
osteolysis
,
tarso-carpal
,
nephropathy
Keyword:
osteolysis
,
tarso-carpal
,
nephropathy
pp.1211-1214
発行日 1985年10月25日
Published Date 1985/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907282
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:手根部および足根部の進行性骨融解像を主徴とする疾患tarso-carpal osteolysisは極めて稀である.我々はこの疾患と思われる1例を経験した.症例:7歳男児,主訴は手,足の変形および機能障害.家族歴,既往歴には特記すべきことなし.現病歴:1歳時より蛋白尿出現し,他医にて腎不全に対して人工透析を施行していた.昭和58年4月,治療,就学目的にて当センター入院,X線所見:両手関節部において手根骨の消失,両足関節部では足根骨の消失がみられた.その他中手骨,尺骨近位,遠位端,鎖骨遠位端にも骨融解像がみられた.Tarso-carpal osteolysisは病態,病因がいまだ明らかではない.我々は本症例に検討を加え,若干の文献的考察を加え報告する.
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.