Japanese
English
論述
足の外表性奇形—その病態と手奇形との関連性について
Congenital Foot Anomaly: Its Morphology and Correlation between Foot and Hand Anomaly
政田 和洋
1
,
川端 秀彦
1
,
河井 秀夫
1
,
露口 雄一
1
Kazuhiro Masada
1
1大阪大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopedic Surgery, Osaka University Medical School
キーワード:
奇形
,
anomaly
,
手
,
hand
,
足
,
foot
,
手板
,
hand plate
,
足板
,
foot plate
Keyword:
奇形
,
anomaly
,
手
,
hand
,
足
,
foot
,
手板
,
hand plate
,
足板
,
foot plate
pp.741-747
発行日 1985年6月25日
Published Date 1985/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907212
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抄録:〈目的〉足の奇形と手の奇形の関連性を見る.〈対象〉1974年から1983年までに大阪大学整形外科を受診した足の外表奇形202例289足が対象である.〈方法〉Swanson分類に従って分類し奇形別の数,性差,罹患側,合併する上肢奇形につき検討した.〈結果〉約31%に上肢奇形の合併が見られた.上肢奇形のうち80%は下肢と同じ表現型の奇形であったが,20%には異なる分類に属する奇形が見られた.多趾症をはじめ多くの奇形は上下肢で同一指(趾)列に発生する傾向にあった.〈結語〉中央列形成不全は今回の分析でも腓骨列形成不全,脛骨列形成不全と同じ分類に入れるには無理がある.上下肢の奇形が同一(趾)列に発生することは,奇形の原因として内的要因が大きく関与していることを示している.
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