Japanese
English
シンポジウム 関節鏡視下手術
外来鏡視下手術
Arthroscopic Surgery in an Outpatient Knee Surgery Clinic
藤沢 義之
1
,
塩見 俊次
1
,
三馬 正幸
1
,
増原 建二
2
Yoshiyuki Fujisawa
1
1奈良新大宮整形外科
2奈良県立医科大学整形外科学教室
1Nara shinohmiya Orthopedic Clinic
キーワード:
鏡視下手術
,
arthroscopic surgery
,
外来手術
,
outpatient surgery
,
膝
,
knee
Keyword:
鏡視下手術
,
arthroscopic surgery
,
外来手術
,
outpatient surgery
,
膝
,
knee
pp.37-48
発行日 1984年1月25日
Published Date 1984/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906882
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
鏡視下手術の利点として挙げられることは,関節切開が小さくてすむこと,社会復帰が早く行えること,手術に対する不安感が少なくてすむこと,治療期間が短いため費用が安いことなどであるが,このなかでも,早期社会復帰が最大のmeritであろう.その意味では,従来の関節切開手術の際と同様に入院していたのでは,その期間は以前より短縮されたとはいえ,そのmeritが十分生かされしているとはいえない.
外国では,外来手術として行われることが少なくないが,ただ,麻酔は全身麻酔で行われており,その点では,人手や費用の面で問題がある.一方,わが国では,脊椎麻酔や硬膜外麻酔がよく用いられているが,手術そのものは,外来にてほとんど行われていないのが現状である(表1)1〜8).
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.