臨床経験
両側脛骨内顆に生じたいわゆる特発性骨壊死の1症例—特に本症の成因に関する考察
古谷 誠
1
,
荻野 幹夫
1
,
浅井 春雄
1
,
蜂須賀 彬夫
1
,
村瀬 孝雄
1
,
笹 哲彰
1
Makoto FURUYA
1
1国立病院医療センター整形外科
pp.268-272
発行日 1977年3月25日
Published Date 1977/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905494
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いわゆる膝の特発性骨壊死-spontaneous osteonecrosis of the knce-は大腿骨内顆に発生し,特有のレ線および臨床所見を呈する一疾患単位としてその存在を認められつつある.
本症はその命名から明らかなように局所性の骨壊死によると推定されているが,その成因,発生機序についてはほとんど不明であり,従つてその名称の妥当性についても疑問のもたれる興味ある状態である.
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