論述
変形性膝関節症発生の周辺—靱帯因子について
伊勢亀 冨士朗
1
,
末安 誠
1
,
冨士川 恭輔
1
,
水島 斌雄
1
,
伊藤 恵康
1
,
松 賢次郎
1
,
戸松 泰介
1
,
久保井 二郎
1
Fujio ISEKI
1
1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
pp.908-916
発行日 1976年10月25日
Published Date 1976/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905414
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
整形外科の日常診療において変形性膝関節症は古くて新しい問題の一つである.本症はX線上の退行変性像に対するbasket nameであり,その本態や成因についての議論は今日においてもなお華やかで百家百態の感がある.
われわれはすでに変形性膝関節症発生の周辺を半月因子の面から追求し,半月障害によつて変形性膝関節症が発症して行くしくみを報告してきた.
Copyright © 1976, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.