論述
三角筋拘縮症について
三浪 三千男
1
,
石井 清一
1
,
薄井 正道
1
,
寺島 嘉昭
1
Michio MINAMI
1
1北海道大学医学部整形外科学教室
pp.493-501
発行日 1976年6月25日
Published Date 1976/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905356
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はじめに
三角筋拘縮症は大腿四頭筋拘縮症と並んでその原因が筋肉内への注射によるものが圧倒的に多いという特異な点で社会的に注目されてきた.特に最近各地での積極的な検診によつて潜在していた本症の患者が多数発見されつつある.
今回われわれは三角筋拘縮症80例118肩関節を対象にして,とくにその病態について種々の観点から詳細に分析した.一方われわれはこれまでに32症例40肩関節に千術をおこなつているが,このうち術後2年以上を経過した7例7肩関節について術後成績を検討したので併せて報告する.
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