日本列島
三角筋拘縮症の集団発生—京都府網野町
田代 五郎
pp.269
発行日 1976年4月15日
Published Date 1976/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205173
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京都府下,網野町(人口約20,000人)は,日本海に面し,「丹後ちりめん」の町として有名であるが,この町では,今,不況下のちりめんよりも三角筋拘縮症が話題になり,その対策が急がれている.
昭和50年の夏頃,小学校の父兄会等において,学童の中に,主として左腕,左肩を中心に「腕があがりにくい」,「肩がさがりぎみになる」,「腕を躯幹に密着できない」などを訴える者が多いことが指適され,網野町学校保健委員会に実態把握が提起された.
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