論述
肘Flexor-Plastyの経験
平山 隆三
1
,
津下 健哉
1
,
平田 悦造
1
,
垣花 隆夫
1
Takakazu HIRAYAMA
1
1広島大学医学部整形外科学教室
pp.280-287
発行日 1973年4月25日
Published Date 1973/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904824
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はじめに
手機能の支持機構としての肘関節の機能障害,特に屈曲力の喪失は上肢機能に致命的欠陥となり,その屈曲力の再建には種々の方法が試みられている.主に筋腱移行によるもので,その主なものは,1)Steindler法に準ずるもの,2)大胸筋移行術(大胸筋鎖骨部移行,大胸筋胸骨部移行),3)上腕三頭筋前方移行術などである.我々は過去14年間にFlexor-Plastyを行つた26症例につき治療成績を調査し,成績に及ぼす諸因子につき検討したので報告する.
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