Japanese
English
症例報告
骨内ガングリオンを伴った両側舟状骨―第1楔状骨間癒合症の1例
A Case of Bilateral First Naviculocuneiform Coalition with Intraosseous Ganglion
李 相亮
1,2
,
北澤 久也
1
,
中山 潤一
1
,
前澤 範明
1
Sang Yang LEE
1,2
1加古川市民病院整形外科
2現:明石医療センター整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Kakogawa Municipal Hospital
キーワード:
first naviculocuneiform coalition
,
舟状骨-第1楔状骨間癒合症
,
intraosseous ganglion
,
骨内ガングリオン
,
tarsal pain
,
足部痛
Keyword:
first naviculocuneiform coalition
,
舟状骨-第1楔状骨間癒合症
,
intraosseous ganglion
,
骨内ガングリオン
,
tarsal pain
,
足部痛
pp.1225-1228
発行日 2002年10月25日
Published Date 2002/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903662
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:症例は32歳,男性.5年前より,特に誘因なく左足内側部痛が出現し,当科を受診した.単純X線,CT上,両側の舟状骨-第1楔状骨関節の底内側部に関節裂隙の狭小化と関節不整像を認め,両骨の相対する部位に骨嚢腫像を認めた.MRIにて,癒合部が確認された.以上より舟状骨-第1楔状骨間癒合症と診断した.保存的療法に抵抗したため,関節固定術を施行した.嚢腫内の病理組織は,ガングリオンであった.術後10カ月の現在,経過は良好である.足部内側部痛を愁訴とする患者に対しては,本疾患も念頭に置くことが重要である.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.