Japanese
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特集 脊椎脊髄病学最近の進歩(第30回日本脊椎脊髄病学会より)
神経根性頚部痛
Neck Pain of Cervical Root in Origin
田中 靖久
1
,
国分 正一
1
,
佐藤 哲朗
1
,
小沢 浩司
1
Yasuhisa Tanaka
1
1東北大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Tohoku University School of Medicine
キーワード:
neck pain
,
頚部痛
,
cervical radiculopathy
,
頚部神経根症
,
cervical nerve root
,
頚部神経根
Keyword:
neck pain
,
頚部痛
,
cervical radiculopathy
,
頚部神経根症
,
cervical nerve root
,
頚部神経根
pp.385-389
発行日 2002年4月25日
Published Date 2002/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903515
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抄録:頚椎の変性過程に生じる頚部痛の原因として神経根圧迫に注目した研究が皆無に近い.本研究の目的は,後方からの椎間孔拡大術による神経根除圧例をprospectiveに検討して,神経根性頚部痛の有無を明らかにすることにある.頚部痛の訴えがある神経根症の43例を対象とした.頚部を,項,肩甲上,肩甲骨上角,肩甲間,肩甲骨の5つの領域に区分し,頚部痛の部位と程度を術前および術後1カ月時に記録して検討した.全43例のうち39例(91%)で,術前の頚部痛が神経根除圧により術後1カ月以内に改善した.頚部痛の原因の1つに頚部神経根の圧迫があることを銘記すべきである.
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