国際学会印象記
『第13回アジア太平洋整形外科学会』に出席して―13th Congress, Asia Pacific Orthopaedic Association (APOA/Adelaide)
竹光 義治
1,2
1総合せき損センター
2麻生リハビリテーション専門学校
pp.1181-1183
発行日 2001年10月25日
Published Date 2001/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903389
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本年4月1~6日,第13回アジア太平洋整形外科学会が南オーストラリアのAdelaideにおいて,Dr. Robert J. Bauze会長,associate professor,The Queen Elizabeth Hospital,のもとに開催され成功を収めた.
アジア太平洋整形外科学会なる名称を初めて聞かれた方もあると思われるので経緯を少し説明させていただきたい.本学会はもともとWestern Pacific Orthopaedic Association(西太平洋整形外科学会)として,アジア太平洋地域の9カ国の整形外科医リーダー達が核となり,この地域の整形外科医学,技術の発展を期して1962年に発足したものである.学会は3年ごとの開催であり,第12回学会は1998年,福岡において開催されたことはご記憶の方も多いと思う.この3年間Dr. Bauze会長の努力もあって構成する国および地域にインド,パキスタン,中国が加わり合計16の国および地域(日本,韓国,台湾,香港,フィリピン,中国,ベトナム,タイ,ミャンマー,マレーシア,シンガポール,インドネシア,インド,パキスタン,オーストラリア,ニュージーランド)となり,会員1,500名,バックに抱える人口は30億,その意味では地域別の国際学会として最大のものであり,また先進国から発展途上国まで含まれるため内容も多様性と変化に富みユニークな学会となった.
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