専門分野/この1年の進歩
日本骨折治療学会―この1年の進歩
糸満 盛憲
1,2
1北里大学医学部整形外科
2第27回日本骨折治療学会
pp.1030-1033
発行日 2001年9月25日
Published Date 2001/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903357
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骨折は,整形外科診療の中で中心的な位置を占め,初期診療での成否が患者の患肢の機能の回復と日常生活復帰に大きく影響します.しかしわが国における旧来の大学では,骨折患者の診療に供する病棟もなければ専門的に研究する整形外科医も決して多いものではなく,骨折治療は第一線病院に任されてきたといっても過言ではありません.本学会は会員数が2,200名を超え,大きな学会に成長してきました.このような中で日本骨折治療学会が担う役割は大きく,事務局をあずかり,さらに第27回の本学会の運営を任されたことに大きな責任を感じながら準備を進めて参りました.おかげさまで251題に及ぶ多くの演題をいただき,900名を超す会員の参加を得て,7月6,7日の両日パシフィコ横浜で開催することができました.今回の学会の話題から,いくつかを取り上げてご紹介いたします.
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