Japanese
English
シンポジウム オステオポローシスの評価と治療方針
整形外科の立場から
From the View-point of Orthopaedic
高岡 邦夫
1
,
小林 千益
1
Kunio Takaoka
1
1信州大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Shinshu University School of Medicine
キーワード:
osteoporosis
,
骨粗鬆症
,
hip arthroplasty
,
人工股関節置換術
,
vertebral fracture
,
椎体骨折
Keyword:
osteoporosis
,
骨粗鬆症
,
hip arthroplasty
,
人工股関節置換術
,
vertebral fracture
,
椎体骨折
pp.259-263
発行日 1999年3月25日
Published Date 1999/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902654
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要旨:骨格の損傷や疾患を扱う整形外科の治療にあたって骨粗鬆症が影響することは日常診療でよく経験する.骨粗鬆症の治療として骨量維持や骨量回復を目的とすることには異存はないが,整形外科の臨床において骨粗鬆症が骨折の治療に限らず,いろいろな整形外科疾患の治療に与えている影響も考慮すべきであろう.また,骨粗鬆症に由来する骨折の予防や治療についても一般の骨折の治療方法に加えて,骨の脆弱性を合併しているときには,整形外科として専門的な工夫も必要である.この観点から,人工関節の耐用性への骨粗鬆症の影響,骨粗鬆症の椎体骨折に対する治療体系の必要性と確立,骨粗鬆症患者に起こりやすい大腿骨頚部骨折の危険性の予知予防などについて考察した.
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