Japanese
English
論述
骨巨細胞腫に対するSurgical Adjuncts(SA)とAW-GCを用いた関節機能温存手術
Surgical Adjuncts (SA) and Surgical Treatment with AW-Glass Ceramics for Giant-Cell Tumor of Bone
笠原 勝幸
1
,
坪山 直生
2
,
戸口田 淳也
3
,
中村 孝志
2
Katsuyuki Kasahara
1
1京都大学医療技術短期大学部
2京都大学医学部整形外科
3京都大学生体医療工学研究センター
1Division of General Education, College of Medical Technology, Kyoto University
キーワード:
giant cell tumor of bone
,
骨巨細胞腫
,
AW-glass ceramics
,
AW-ガラスセラミック
,
sugical adjuncts
,
外科的追加手技
,
SA
Keyword:
giant cell tumor of bone
,
骨巨細胞腫
,
AW-glass ceramics
,
AW-ガラスセラミック
,
sugical adjuncts
,
外科的追加手技
,
SA
pp.1321-1329
発行日 1996年12月25日
Published Date 1996/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902053
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抄録:関節近傍のGCTの手術時,関節面と関節機能を温存したいが掻爬術+骨移植では再発率が高い.掻爬術にsurgical adjuncts(surgica adjuvants:SA)を加えることにより腫瘍切除の安全域を拡大し,軟骨下骨を自家腸骨で再建し,AW人工椎体またはAW多孔体を利用して荷重を支持する関節機能温存手術を考案した.surgical adjunctsとして概念を確立させたのはMalawer10)で,cryosurgeryn11)とacryliccementation14)を代表的なSAとしてあげているが,両者とも不十分な点も多い.筆者らは安全で確実な独自のSAを行い,病的骨折合併例や鳥山4型など従来は広範切除の必要なGCTの症例にも掻爬術で関節構造を温存し,支持性に優れ骨結合性と骨伝導能を持つAW・GCを用いて関節機能をほぼ完全に温存することができたのでその手術法を報告する.𦙾骨の関節面を再建支持するのに機械的強度に優れたAW人工椎体を,橈骨の関節面を形成支持するのにはAW多孔体を用い経過は良好である.
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