Japanese
English
手術手技 私のくふう
手掌内皮切による手根管開放術
Minimal-Incision Open Technique for Carpal Tunnel Release
政田 和洋
1
,
藤田 悟
2
,
冨士 武史
2
Kazuhiro Masada
1
1大阪府立看護大学医療技術短期大学部理学療法学科
2大阪府立病院整形外科
1Department of Physical Therapy
キーワード:
carpal tunnel syndrome
,
手根管症候群
,
carpal tunnel release
,
手根管開放術
,
incision
,
皮切
Keyword:
carpal tunnel syndrome
,
手根管症候群
,
carpal tunnel release
,
手根管開放術
,
incision
,
皮切
pp.1031-1035
発行日 1996年9月25日
Published Date 1996/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901989
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抄録:手根管症候群に対して筆者らは手掌内に限局した小皮切を用いて手根管開放術を行い良好な成績を得ている.これは手掌内の約3cm程度の皮切を用いて浅掌動脈弓と横手根靱帯の遠位端の間から正中神経を直視下に観察しながら手根管を開放する方法である.手技的に簡単であるばかりか正中神経を直視下に見ながら手術を行うため安全な方法である.麻痺の回復は従来の手関節を越えて前腕に至る皮切と同様に順調であるが皮切が手関節を越えないのでこの部に多い手術創に関する愁訴は全くない.筆者らの行っている方法を紹介する.
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