Japanese
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手術手技 私のくふう
矢状皮弁による下腿切断術
Below Knee Amputation Technique Using Sagittal Skin Flaps
長島 弘明
1
Hiroaki Nagashima
1
1岡山大学附属病院理学療法部
1Central Rehabilitation Service of Okayama University Hospital
キーワード:
血行障害
,
circulation disturbance
,
下腿切断
,
below knee amputation
,
矢状皮弁
,
sagittal flap
Keyword:
血行障害
,
circulation disturbance
,
下腿切断
,
below knee amputation
,
矢状皮弁
,
sagittal flap
pp.625-628
発行日 1995年5月25日
Published Date 1995/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901633
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抄録:下腿切断術では,今でも前後皮弁法が一般的である.しかし血行障害患者における下腿前方の皮膚は多くの場合極めて薄く,手術終了時に血行を確認したにもかかわらず,術後の浮腫などによってその後に血行が途絶してトラブルを生じることがある.欧米の文献によれば,血行障害患者に限らず高齢者の切断で今や前後皮弁法を用いることは無いという主張がいくつも有る.このような場合の術式として,よく知られる後方皮弁法のほかに,内外側皮弁法の報告がある.わが国で追試の報告はまだほとんど無いが,筆者の経験でも後方皮弁法に劣らぬ成績が得られるように思う.部分的筋固定など,細部をいくらか変えて筆者が行う術式を紹介する.
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