Japanese
English
臨床経験
flail chest 3例の手術経験
Stabilization of Flail Chest for 3 Cases
矢吹 省司
1
,
菊地 臣一
1
,
佐久間 隆
2
,
赤間 洋一
2
Shoji Yabuki
1
1福島県立医科大学整形外科
2福島県立医科大学麻酔科
1Department of Orthopaedic Surgery, Fukushima Medical School
キーワード:
動揺胸郭
,
flail chest
,
固定術
,
stabilization
,
プレシスモグラフィー
,
plethysmography
Keyword:
動揺胸郭
,
flail chest
,
固定術
,
stabilization
,
プレシスモグラフィー
,
plethysmography
pp.1065-1068
発行日 1992年9月25日
Published Date 1992/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900943
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抄録:胸部外傷によりflail chestをきたした3例に対し,固定手術を行い良行な結果を得たので報告する.症例1:66歳,男性,症例2:50歳,女性,症例3:70歳,男性である.持続硬膜外ブロックや胸腔内ブロックにて疼痛を緩和し,陽圧人工呼吸による内固定を行っても,呼吸不全の改善がみられないflailingが高度な症例では,早期に固定術を行う必要がある.固定法としては,Kirschner鋼線を髄内釘として用いプレート固定を加える方法が,簡単で比較的強固な固定性が得られた.術前・術後の呼吸運動を解析し,手術の有用性を裏付ける結果が得られた.
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