増大号特集 できる整形外科医になる! 臨床力UP,整形外科診療のコツとエッセンス
column
腫瘍脊椎骨全摘術の開発・発展
川原 範夫
1
Norio KAWAHARA
1
1金沢医科大学整形外科
1Department of Orthopedics, Kanazawa Medical University
pp.709
発行日 2023年5月25日
Published Date 2023/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202684
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
1989年以来,金沢大学整形外科・富田勝郎教授(現在は名誉教授)とともに脊椎腫瘍に対する局所根治療法として腫瘍椎骨を腫瘍学的に一塊として切除する腫瘍椎骨全摘術(total en bloc spondylectomy:TES)を開発してきた.基本的にはTESはStep1:一塊とした椎弓切除とStep2:一塊とした椎体切除からなる.手術症例を積み重ね,同時に下記のさまざまな臨床研究・基礎研究を教室の医局員とともに積み重ねてきた.主なものは以下のとおりである.
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.