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特集 整形外科領域における人工知能の応用
各論
AI(人工知能)を用いた,大腿骨近位部骨折に対する術中使用インプラントサイズ予測モデルの多施設共同開発
A Development of the Implant Size Prediction Model for Hip Fractures Using Artificial Intelligence:A Multicenter Study
佐藤 洋一
1,4
,
朝本 学宗
2
,
家崎 雄介
3
,
鈴木 朋浩
4
,
本田 聖和
Yoichi SATO
1,4
,
Takamune ASAMOTO
2
,
Yusuke IESAKI
3
,
Tomohiro SUZUKI
4
,
Seiwa HONDA
1JCHO東京新宿メディカルセンター整形外科
2津島市民病院整形外科
3蒲郡市民病院
4iSurgery株式会社
1Department of Orthopedic Surgery, JCHO Tokyo Shinjuku Medical Center
2Department of Orthopedics, Tsushima City Hospital
3Department of Orthopedics, Gamagori City Hospital
4iSurgery Co., Ltd.
キーワード:
人工知能
,
artificial intelligence
,
AI
,
インプラントサイズ
,
implant size
,
大腿骨近位部骨折
,
hip fracture
Keyword:
人工知能
,
artificial intelligence
,
AI
,
インプラントサイズ
,
implant size
,
大腿骨近位部骨折
,
hip fracture
pp.1247-1251
発行日 2022年10月25日
Published Date 2022/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202464
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術前計画は重要である一方,煩雑な手順や時間的制約を理由に十分に行えないことがある.われわれは,AI(人工知能)による解析・予測技術を用いて,患者情報(年齢・性別・身長)から大腿骨近位部骨折に対する術中使用インプラントサイズを予測する機械学習モデルを開発した.機械学習モデルは,約96.3〜98.5%の精度でインプラントサイズ(前後2サイズ以内)を予測した.また,インプラントサイズごとの使用確率をヒストグラムにより描出可能とした.簡便な手順でインプラントサイズを想定し得ることで,医師や関係者の業務負担を減らし,安全な手術遂行に寄与できる可能性がある.
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