Japanese
English
症例報告
上腕骨骨幹部骨折術後偽関節に対して腸骨移植を併用したダブルプレート固定を施行した1例
Double Plating with Iliac Autograft for Humeral Shaft Nonunion: A Case Report
窪野 はな
1
,
久島 雄宇
1
,
伊佐 治雅
1
,
尼子 雅敏
1
,
千葉 一裕
1
Hana KUBONO
1
,
Yu KUSHIMA
1
,
Masashi ISAJI
1
,
Masatoshi AMAKO
1
,
Kazuhiro CHIBA
1
1防衛医科大学校整形外科学講座
1Department of Orthopaedic Surgery, National Defense Medical College
キーワード:
ダブルプレート
,
double plate
,
上腕骨骨幹部骨折
,
humeral shaft fracture
,
偽関節
,
nonunion
Keyword:
ダブルプレート
,
double plate
,
上腕骨骨幹部骨折
,
humeral shaft fracture
,
偽関節
,
nonunion
pp.827-831
発行日 2022年6月25日
Published Date 2022/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202377
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上腕骨骨幹部骨折術後に偽関節が生じ,術後15年で腸骨移植を併用したダブルプレート固定を行った症例を経験した.上腕骨骨幹部骨折術後偽関節の治療法として,骨移植併用のプレート固定は髄内釘など他の術式よりも良好な成績が報告され,さらには近年,1枚よりも2枚のプレートを用いて固定するとより高い固定性が得られるという報告も散見される.本例でもロッキングプレートを2枚用いたダブルプレート固定を行い,術後7カ月で骨癒合が得られた.本法は上腕骨骨幹部骨折後偽関節に対する有用な治療方法の1つとなり得ると考えられた.
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