増大号特集 整形外科 外来・当直 エマージェンシーマニュアル
外傷編
膝の外傷
大腿骨遠位部骨折/[COLUMN]どんなときも膝窩動脈損傷に注意
小西 浩允
1
Hironobu KONISHI
1
1奈良県立医科大学救急医学教室/整形外科学教室
pp.553-557
発行日 2021年5月25日
Published Date 2021/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202013
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大腿骨遠位部骨折を疑う事前情報
疼痛部位・変形:膝関節周囲の疼痛・腫脹を訴え,歩行困難の状態となっている場合,本疾患を念頭に置く必要がある.
遠位骨片は大腿四頭筋の収縮により頭側へ転位することが多く,健側に比して患側下肢は短縮する傾向にある.ただし,Hoffa骨折のようないわゆるAO Type Bの部分関節内骨折の場合は,患肢短縮が起こらないため注意が必要である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年5月まで)。
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