Japanese
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特集 骨折に対する積極的保存療法
LIPUSによる骨折の積極的保存療法
超音波骨折治療を有効活用するための照射部位ターゲティング
Targeting of the Low-intensity Pulsed Ultrasound Application for an Effective Use
新倉 隆宏
1
,
大江 啓介
1
,
福井 友章
1
,
黒田 良祐
1
Takahiro NIIKURA
1
,
Keisuke OE
1
,
Tomoaki FUKUI
1
,
Ryosuke KURODA
1
1神戸大学大学院医学研究科外科系講座整形外科学
1Department of Orthopaedic Surgery, Kobe University Graduate School of Medicine
キーワード:
骨折
,
fracture
,
低出力超音波パルス
,
low-intensity pulsed ultrasound
,
ターゲティング
,
targeting
Keyword:
骨折
,
fracture
,
低出力超音波パルス
,
low-intensity pulsed ultrasound
,
ターゲティング
,
targeting
pp.261-266
発行日 2021年3月25日
Published Date 2021/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201938
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臨床診療で超音波骨折治療を有効活用するための鍵となる因子の1つが照射部位ターゲティングである.骨折部に正確に超音波刺激がデリバリーされないとその効果を得ることができないからである.超音波骨折治療がわが国に導入された当初は,骨折部付近に金属マーカーを置きX線撮影・透視を行って照射部位を決めることがよく行われた.近年では超音波画像診断装置を用いた照射部位ターゲティングが行われるようになってきた.X線被曝がないこと,簡便に実施できることが利点であり,患者にも照射部位,照射方法を理解してもらいやすくなると思われる.
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