Japanese
English
誌上シンポジウム MIS人工膝関節置換術の現状と展望
MIS人工膝関節置換術のコツとピットフォール
Knacks and Pitfalls of Minimally Invasive Total Knee Arthroplasty
福島 重宣
1
,
富樫 栄太
1
,
菅原 裕史
1
,
成田 淳
2
,
高木 理彰
2
Shigenobu FUKUSHIMA
1
,
Eita TOGASHI
1
,
Hirobumi SUGAWARA
1
,
Atsushi NARITA
2
,
Michiaki TAKAGI
2
1山形済生病院整形外科
2山形大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery Yamagata Saisei Hospital
2Department of Orthopaedic Surgery Yamagata University School of Medicine
キーワード:
最小侵襲人工膝関節置換術
,
MIS-TKA
,
コツ
,
knacks
,
ピットフォール
,
pitfalls
Keyword:
最小侵襲人工膝関節置換術
,
MIS-TKA
,
コツ
,
knacks
,
ピットフォール
,
pitfalls
pp.519-521
発行日 2014年6月25日
Published Date 2014/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408103067
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最小侵襲人工膝関節置換術(MIS-TKA)を行っていて進歩した点は,膝蓋骨を翻展しない手術の利点がわかり,術野の展開に関心が増え,さらに術後疼痛コントロールや早期回復に関心が向いたことである.極端に小さい皮切にこだわらず,正確な骨切りと,ブラインドの手技を少なくさせることが重要な注意点である.そのためには手術器械の工夫と助手との呼吸,手順を一定にするなどの努力が必要である.MIS-TKAの弱点と考えられていたコンポーネント設置については,今後patient matched instrumentation(PMI)やKneeAlign2などの新たなテクノロジーを導入することで改善が図られると考えている.
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