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Lecture
整形外科と漢方薬―痛みやしびれに対する漢方治療
Kampo Treatment in Orthopaedic Pain and Numbness
田島 康介
1,2,3
Kosuke TAJIMA
1,2,3
1大田原赤十字病院整形外科
2大田原赤十字病院リハビリテーション科
3慶應義塾大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Ohtawara Red Cross Hospital
キーワード:
漢方薬
,
kampo medicine
,
整形外科
,
orthopaedics
Keyword:
漢方薬
,
kampo medicine
,
整形外科
,
orthopaedics
pp.33-41
発行日 2011年1月25日
Published Date 2011/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101873
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整形外科における痛みやしびれの愁訴には漢方薬はよい適応がある.しかしながら西洋医学と東洋医学では,その概念は全く異なるため,西洋医にはスムーズに導入しにくい側面がある.東洋医学では「気」と「血」と「水」がそれぞれ体内を循環して生体を維持していると考えている.これらの失調により痛みやしびれが起こると考えられており,気,血,水のバランスを正すことが漢方治療の目的である.本稿では漢方薬に馴染みのない整形外科が,明日から漢方薬も使えることを主旨に,様々な著効例を紹介しながら,東洋医学的な診断法と治療について解説をした.
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