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あとがき
黒坂 昌弘
pp.1072
発行日 2010年11月25日
Published Date 2010/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101845
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永遠に続くのではないかと思われるような猛暑の夏もようやく終わり,さわやかな秋空を迎えることができました.「臨床整形外科」誌への投稿論文も増加の傾向にあり,様々な分野で活躍されている先生方からの投稿論文を査読することになります.
論文を書くということは,多大なエネルギーを必要とすることで,論文を書いた者にしかわからない苦しみと,発表された時の喜びがあります.本誌に投稿される論文の中には,英文雑誌に掲載されている論文より,科学的な価値が高い論文も多くあると思います.論文や学会の発表の大前提は,新しい知見を紹介することにあるのは,研究者の意見が一致するところです.日本語で書く論文にも査読のシステムが導入され,論文の価値を高めるために査読者が多大な労力と時間を費やしています.査読をするという仕事の責任と,義務,それに費やす時間など,この仕事をしたことのある研究者にしかわからない労力とエネルギーが必要であると痛感します.本号には1編の調査報告,3編の臨床経験,6編の症例報告が掲載されており,多くの貴重な論文から学びとれる情報が満載になっています.
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