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特集 超音波ガイド下の穿刺手技
甲状腺腫瘍の超音波ガイド下穿刺吸引細胞診
Ultrasonography-guided fine needle aspiration cytology on thyroid tumor
中井 茂
1
,
久 育男
1
,
沢井 清司
2
Shigeru NAKAI
1
1京都府立医科大学耳鼻咽喉科
2京都府立医科大学内分泌・乳腺外科
キーワード:
甲状腺腫瘍
,
超音波診断
,
穿刺吸引細胞診
,
FNA
Keyword:
甲状腺腫瘍
,
超音波診断
,
穿刺吸引細胞診
,
FNA
pp.1511-1514
発行日 2000年12月20日
Published Date 2000/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904316
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甲状腺腫瘍の質的診断には低侵襲な穿刺吸引細胞診(FNA)が適している.安全,簡便に,繰り返し施行できる特徴を生かし,治療方針の決定に積極的に利用している.FNAを超音波ガイド下に行えば以下の点で有利である.①針先を確実に目的部位へ誘導できる.②頸部大血管の誤穿刺を避けることができる.③触診で捉えられない小病変の穿刺が可能.④病変の任意の部分から細胞採取が可能となる.
良・悪性に関して正診率は90%以上とされるが,的確な穿刺部位の選択や適切な標本作製,病理医,スクリーナーへの臨床情報の提供が不可欠である.
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