Japanese
English
臨床報告・1
十二指腸閉塞をきたした成人腸無回転症に腹腔鏡下Ladd手術を施行した1例
A case of adult nonrotation with duodenal obstruction treated by laparoscopic Ladd's procedure
吉田 正則
1
,
加納 正人
2
,
菅 典道
1
Masanori YOSHIDA
1
1洛陽病院外科
2大津市民病院外科
キーワード:
腸無回転症
,
腹腔鏡
,
Ladd手術
Keyword:
腸無回転症
,
腹腔鏡
,
Ladd手術
pp.1375-1377
発行日 1999年10月20日
Published Date 1999/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903756
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はじめに
腸回転異常症は,中腸軸捻転症が発生しやすく,成人まで無症状で経過することは稀である1).一方,成人腸回転異常症の大部分は無症状であることが多い2)が,中腸軸捻転を起こす危険性があるため,最近では進んで腹腔鏡下手術が行われるようになってきている3,4).今回われわれは,十二指腸閉塞をきたした成人腸無回転症に対し,腹腔鏡下手術を行った症例を経験したので報告する.
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