Japanese
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特集 食道癌診療のトピックス
食道癌におけるヒトパピローマウイルス
Human papillomavirus in esophageal cancer
石川 忠則
1
,
小越 章平
1
,
高橋 晃
1
,
小野 寛人
1
,
降幡 睦夫
2
,
大朏 祐治
2
Tadanori ISHIKAWA
1
1高知医科大学第2外科
2高知医科大学第2病理
キーワード:
食道癌
,
ヒトパピローマウイルス
,
癌抑制遺伝子
Keyword:
食道癌
,
ヒトパピローマウイルス
,
癌抑制遺伝子
pp.1255-1259
発行日 1997年10月20日
Published Date 1997/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902855
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ヒトパピローマウイルス(human papilloma virus:HPV)は子宮頸癌の約9割に感染を認め,癌化との関連が強く示唆されている.食道癌では,1986年頃から,感染例の報告をみるが,検出頻度にかなり差がみられ,筆者らは1993年に3割強に感染を認め報告したが,現在までのところ,わが国では最も高い検出頻度である.再現性や信頼性のより高い方法による感染の検出やその頻度の確立が望まれる.
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