Japanese
English
臨床報告・1
切除可能であった食道癌術後肝転移の1例
A successfully resected case of liver metastasis after surgery for esophageal cancer
中尾 篤典
1
,
佐藤 四三
1
,
中島 晃
1
,
鍋山 晃
1
,
岡田 康男
1
Atsunori NAKAO
1
1姫路赤十字病院外科
キーワード:
食道癌肝転移
,
外科的切除
Keyword:
食道癌肝転移
,
外科的切除
pp.499-502
発行日 1996年4月20日
Published Date 1996/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902271
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はじめに
食道癌の肝転移はほとんどが多発性で切除不能であり,その治療は化学療法が中心となることが多い1-5).今回,われわれは食道癌術後に単発性の肝転移をきたし,外科的切除後1年半を経た現在も再発の徴候がない症例を経験した.文献的にも切除可能であった食道癌肝転移はきわめて稀であり4-6),本症例は今後の食道癌術後肝転移に対する外科的切除の適応を検討するうえで非常に貴重な症例と考えられるので報告する.
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