特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅵ.注意すべき状態の患者への薬物療法
1.脱水症
山中 英治
1
,
日置 紘士郎
1
1関西医科大学第2外科
pp.238-240
発行日 1992年10月30日
Published Date 1992/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901009
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脱水症とは,体液量の欠乏した状態であるが,臨床では電解質よりも水分が多く欠乏する高張性(水分欠乏型)脱水症と,低張性(Na欠乏型)脱水症に分類され,成因や臨床症状に違いがあり,また輸液療法も異なる1).
表1にそれぞれの脱水症のうち,主に臨床外科領域での成因を示す.
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