Japanese
English
臨床研究
成人腸重積症7例の検討
Seven Cases of Adult Intussusception
土田 敬
1
,
舩木 芳則
1
,
永里 敦
1
,
生垣 茂
1
,
大村 健二
2
,
渡辺 洋宇
2
Kei TSUCHIDA
1
1輪島病院外料
2金沢大学医学部第1外科
pp.941-944
発行日 1992年7月20日
Published Date 1992/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900851
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
成人腸重積症は比較的まれな疾患で,小児を含めた全腸重積症に占める割合は5〜10%とされている1).また好発年齢は広く分布し,性差は特にみられないようである2).原因は小児では約95%が特発性であるのに対し,成人では約80%が悪性腫瘍などの器質的疾患によることが報告されている3).
当院では,過去8年間に7例の成人腸重積症を経験した.ここでは成人腸重積症の小腸型と大腸型との違いを中心に考察を加えて報告する.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.