Japanese
English
臨床研究
超音波検査による充実型甲状腺腫瘤の診断
Ultrasonographic diagnosis of solid thyroid nodules
菊地 洋一
1
,
遠藤 清次
1
,
鬼満 圭一
1
,
鈴木 真一
1
,
土屋 敦雄
1
,
阿部 力哉
1
Yoichi KIKUCHI
1
1福島県立医科大学第2外科
pp.519-523
発行日 1992年4月20日
Published Date 1992/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900779
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はじめに
甲状腺腫瘤の診断には,触診のほか,軟X線撮影,CT,シンチグラム,穿刺吸引細胞診などが行われているが,超音波診断は無侵襲で最も簡単に行うことができる検査法である.しかし,超音波診断の甲状腺腫瘤に対する良・悪性鑑別の診断基準は,各施設によりさまざまで統一したものがなく,経験的,主観的なものに頼っているのが現状である.そこで,甲状腺充実性腫瘍の良・悪性の鑑別診断の向上を目的として甲状腺腫瘤の超音波診断基準を分析し,多変量解析を用いて診断基準の数量化を試みた.
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