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特集 徹底解説 大腸癌治療ガイドライン2024
詳説
周術期薬物療法の前にバイオマーカー検査は推奨されるか?
Is biomarker testing recommended before perioperative drug therapy?
川上 尚人
1
Hisato KAWAKAMI
1
1近畿大学医学部内科学腫瘍内科部門
キーワード:
大腸癌
,
周術期
,
バイオマーカー
Keyword:
大腸癌
,
周術期
,
バイオマーカー
pp.1004-1011
発行日 2024年9月20日
Published Date 2024/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214636
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【ポイント】
◆大腸癌周術期において,現在,実臨床で使用可能なバイオマーカーに基づく前向きランダム化比較試験は行われていない.
◆RASおよびBRAF遺伝子変異の情報は予後予測に役立つ可能性があり,これらに対する検査を行うことが弱く推奨される.
◆高頻度マイクロサテライト不安定性/ミスマッチ修復機能欠損(MSI-H/dMMR)についてはStage Ⅱ/Ⅲの術後補助化学療法の治療方針に影響するため,検査実施が強く推奨される.
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