Japanese
English
特集 膵癌診療ガイドライン改訂を外科医はこう読み解く—ディベート&ディスカッション
テーマ7:ディスカッション
膵尾部癌に対する術式選択:腹腔鏡下か開腹か
laparoscopic versus open distal pancreatectomy for pancreatic ductal adenocarcinoma
本田 五郎
1
,
大目 祐介
1
Goro HONDA
1
1誠馨会新東京病院消化器外科
キーワード:
膵尾部癌
,
膵体尾部切除術
,
低侵襲手術
Keyword:
膵尾部癌
,
膵体尾部切除術
,
低侵襲手術
pp.698-700
発行日 2020年6月20日
Published Date 2020/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212962
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
【ポイント】
◆切除可能膵癌であっても,化学療法による遠隔転移の制御は予後改善のために必須であり,化学療法の継続を妨げない手術が求められる.
◆傷を小さくすることではなく,腹部内臓器や組織の破壊を最小限にし,術後合併症を少なくすることが真のminimally invasivenessである.
◆患者ごとに,上記2点に加えて外科医のスキル,標準手技の完成度等を考慮し,切除範囲とアプローチ法(腹腔鏡下 or 開腹)を選択する.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.