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特集 がん治療医のための漢方ハンドブック
総論
漢方におけるわが国発のエビデンス
Evidence-based Kampo medicine from Japan
河野 透
1,2
,
北島 政樹
3,4
Toru KONO
1,2
1札幌東徳洲会病院先端外科センター
2北海道大学大学院薬学研究院臨床病態解析学
3国際医療福祉大学
4慶応義塾大学
pp.912-916
発行日 2017年8月20日
Published Date 2017/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211692
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【ポイント】
◆漢方薬は日本独自の伝統医薬であり,西洋薬と併用して処方できるのは日本の医師だけの特権であり,厚労省からも積極的に使用することが推奨されている.
◆頻用されている漢方薬のエビデンス構築は最高エビデンスレベルⅠaまで到達しているものもあるが,十分でなく,新たな統計手法による解析が注目されている.
◆漢方薬のエビデンスレベルは向上し,診療ガイドラインに収載されるようになってきた.エビデンス構築に新たな手法として,システムズバイオロジーが注目されている.
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