Japanese
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特集 エキスパートの消化管吻合を学ぶ
消化管吻合の歴史と癒合のメカニズム
Anastomosis of the bowel:it's history and mechanism of the healing
丸山 圭一
1
,
奥田 誠
1
,
菊池 潔
1
,
辻塚 一幸
1
,
高尾 良彦
1
,
清水 伸幸
1
Keiichi MARUYAMA
1
1国際医療福祉大学 山王病院外科
pp.1188-1195
発行日 2015年10月20日
Published Date 2015/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210892
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【ポイント】
◆消化管吻合は,麻酔法と消毒法が開発される1870年以前には不可能であった.
◆吻合術式は瘢痕形成が旺盛な漿膜を接合させる術式が1826年にLembertにより提唱された.
◆続いて,結合組織と血管が豊富で癒合に有利な粘膜下層が注目され,ここを接合させる術式が1950年代にJourdanやGambeeにより提唱された.
◆今日では器械吻合の進歩がめざましく,手縫い縫合に劣らない成績を上げている.
◆本稿では吻合部癒合のメカニズムを示し,その基礎的研究を解説した.
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