Japanese
English
臨床報告
胃癌に合併した黒色表皮腫の1例
A case of acanthosis nigricans with gastric cancer
山口 由美
1
,
牧野 正人
1
,
万木 英一
1
,
阿部 重郎
1
,
福庭 克郎
1
,
西川 睦彦
2
Yumi YAMAGUCHI
1
1済生会江津総合病院外科
2西川胃腸科内科医院
pp.1691-1694
発行日 1988年10月20日
Published Date 1988/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210206
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はじめに
黒色表皮腫は,皮膚の乳頭状増殖,色素沈着,角質増殖を特徴とする皮膚疾患で,中高齢者に発生した場合,高率に内臓悪性腫瘍を合併するといわれている1).
今回,われわれは,胃癌に合併した黒色表皮腫の皮膚病変を術前,術後にわたって観察し得たので,ここに報告し,本邦における黒色表皮腫と胃癌の合併症例,78例につき若干の統計的考察を試みた.
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