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イラストレイテッドセミナー 一般外科手術手技のポイント
Lesson11 胃切除術におけるリンパ節郭清
Lymphadenectomy in the gastrectomy
小越 章平
1
1高知医大第2外科
pp.499-505
発行日 1988年4月20日
Published Date 1988/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209968
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消化器外科手術の教科書をみて,胃癌手術に関して欧米と日本に大きな差がみられることに研修医諸君はとまどうであろう。それはリンパ節郭清に対する考え方の差であるといってよい。わが国では1960年頃から予防的リンパ節郭清術(prophylactic lymphadenectomy)の概念が導入され,1965年に組織された胃がん研究会を中心にして,胃がん取扱い規約のもとにリンパ節郭清の重要性が広く認識された。その結果それ以前の2倍以上の生存率向上をみたという。
しかし,最近化学療法や免疫療法の重要性もうたわれるようになり,すべての症例に対して画一的リンパ節郭清を広範に行うことに対する疑問も出されている。
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