Invitation
第28回日本消化器外科学会総会見どころ,聴きどころ—消化器外科の諸問題討論をみちのくで
小野 慶一
1,2
1弘前大学医学部第2外科
2第28回日本消化器外科学会
pp.1022-1023
発行日 1986年6月20日
Published Date 1986/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209467
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このたび,はからずも第28回日本消化器外科学会総会を7月17日(火),16日(水)の両日青森市において開催する運びとなり,教室ともども洵に光栄のいたりである.みちのくでの本学会の開催はこれで3度目である.最初は昭和50年7月,第8回総会が青森市において本学第1外科石川義信名誉教授を会長として開催された.2度目は第3回総会で教室先代大内清太名誉教授(現青森県立中央病院長)を会長として,昭和53年7月,弘前市において開催された.
弘前での総会は例年にない熱暑にみまわれ,涼しさを期待して訪れた会員各位は弘前は暑いところという強い印象を得られたようだった.それだけに記憶に新しい想い出となつている.みちのく本来の7月は梅雨もなく,まことに凌ぎよい爽やかな時節である.弘前での総会にはおよそ1,300名の参加者があり,ホテルも十分なく皆様には大きな不便をおかけした.当時の会員総数は5,382名,演題数380題という状況であつたが,今回会員総数は12,351名(昭和60年12月31日現在),演題数総計900題ということで,いずれも当時に比して倍増している.従つて参加者も2,500名は見込まねばならないため,みちのくの小京都という大学所在地の弘前での開催は困難ということになり,弘前からくるまで1時間の距離にある青森市をえらんだ次第である.
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