Japanese
English
臨床報告
特異な経過をとつた仮性腹部大動脈瘤の1治験例
False aneurysm of the abdominal aorta:report of a case
青山 安治
1
,
提嶋 正
1
,
山本 文雄
1
,
児玉 啓介
1
,
原 宏
1
,
中村 和夫
1
,
入沢 輝男
2
Yasuharu AOYAMA
1
1鳥取大学医学部第2外科
2鳥取大学放射線科
pp.127-130
発行日 1980年1月20日
Published Date 1980/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207365
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
近年腹部大動脈瘤に対する一般の関心が高まり,血管造影,超音波断層法等の普及とあいまつて,本症に対する診断技術は著しく進歩してきた.更に破裂をきたした症例では,早期にショック状態に陥るため,その診断は比較的容易である.最近われわれはきわめて慢性に経過し多彩な臨床像を呈したきわめて興味ある腹部大動脈破裂もしくは仮性腹部大動脈瘤の1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
Copyright © 1980, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.