学会印象記
第73回日本外科学会総会から
片岡 一朗
1
,
庄司 佑
2
,
有森 正樹
3
,
北条 慶一
4
1日本医科大学第2外科
2日本医科大学第3外科
3栃木県がん検診センター外科
4国立がんセンター外科
pp.825-828
発行日 1973年6月20日
Published Date 1973/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205827
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今年度は会長陣内伝之助教授によつて,4月1日から3日間,国立京都国際会館において開催された.
今学会における特異とするところは,外科との関連ある各科との合同シンポジウムでこれに関しての経過をみると,昭和44年度,第70回本学会総会(槇会長)時に「あり方検討に関する委員会」が発足され,評議員選任法が改められた.次いで昭和45年度,斉藤淏会長時には「総合調整特別委員会」と発展的に改称された.これは近時,外科学の進歩に伴い,専門外科に細分されて多くの専門学会ができ,各専門分野で討議されるようになつてきたため,各分科会の横の連合がとだえがちになつたため,これを連合するという意味で,それぞれの外科系学会に所属する方々の参加を求め,教育,訴訟など,その他種々の問題について検討するために本会が発足され,さきに本委員会(斉藤委員長)から"連合"に関する答申書が陣内会長に提出された.
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