Japanese
English
論説
副腎皮質ステロイドホルモンと結腸潰瘍穿孔
Ulceration and perforation of the colon associated with adrenal cortical hormone therapy
渡辺 裕
1
,
岩橋 寛治
1
,
岡木 好史
1
,
黄 秋雄
1
Yutaka WATANABE
1
1大津赤十字病院外科
pp.1745-1749
発行日 1970年11月20日
Published Date 1970/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205256
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副腎皮質ステロイドホルモンが臨床的に用いられるようになつてがら20年以上も経過し,その種類,適応も拡大し,投与方法も改善されたが,なお種々の副作用がみられる.消化管に関しても前駆症状なしに出血,潰瘍,穿孔がみられ,その処置に難渋を覚え,外科手術後も経過がはかばかしくないことがある.われわれも長期間のステロイド療法中に胃穿孔をきたした症例を経験しているが,結腸穿孔は少ないのであえて報告し,諸賢の参考に供したい.
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