特集 腹部外科の臨床
研究と報告
胃に内瘻を形成せる若年者横行結腸癌の1例
坂本 光生
1
,
蓮見 悳彦
1
,
服部 昭夫
1
1東京厚生年金病院外科
pp.1296-1297
発行日 1965年9月20日
Published Date 1965/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203765
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結腸癌の発生頻度は年齢的に見ると,50歳代に多発し,ついで60歳代40歳代の順であるが,われわれは最近28歳の女子で上腹部激痛があり急性腹症として入院,胃穿孔の診断にて開腹せる所,横行結腸癌が胃え内瘻を形成し穿孔を起こせる稀有な症例を経験し得たので,若干の考察を試み,報告致します.
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