Japanese
English
論説
人工呼吸の実際
Artificial Ventilation in Practice
西邑 信男
1
,
佐藤 昭胤
1
Nobuo NISHIMURA
1
1日本医科大学麻酔学科
1Dept. of Anesthesiology, Nihon Medical College
pp.1027-1036
発行日 1963年8月20日
Published Date 1963/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203131
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生体が呼吸をしているのは,主として体内に十分な酸素をとり入れ,一方体内で生じた炭酸ガスを体外に排泄する目的である.
もちろん肺胞内に十分な酸素をおくりこんでおいても,肺胞膜を通して血中に移行しなかつたり,肺血液内に移行しても,これが心臓もしくは末梢血行によつて,体内の重要臓器にはこばれないこともあり,同様に体内に生じた炭酸ガスが肺胞にまではこばれても体外にだされにくいこともありうる.
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