Japanese
English
症例
脾嚢胞の1例
A Case of Splenic Cyst
北脇 脩
1
,
北沢 知夫
1
,
岡松 義光
2
Osamu KITAWAKI
1
1大阪市立住吉市民病院外科
2大阪市立住吉市民病院検査室
pp.143-148
発行日 1962年2月20日
Published Date 1962/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202861
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脾嚢胞は1829年Andralにより初めて報告されたのであるが,一般に脾臓は他の腹腔臓器および後腹腔臓器に比して,嚢腫性病変をみること稀有であると考えられている,而も術前の鑑別診断は臨床上極めて困難である.われわれは最近原因不明の脾腫と診断し,開腹により始めて脾嚢胞であることが判明した興味ある1例を経験したので報告する.
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