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Conference
臨床外科懇話会記録(5)
Note from the Clinical Conference of Surgery (5)
日本大学医学部外科
pp.233-238
発行日 1960年3月20日
Published Date 1960/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202567
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広汎な骨転移を来たした潜在性副腎腫の1例
副腎腫は1883年副腎皮質の迷芽から発生した腎腫瘍としてGrawitzによつて記載されたものであるが,われわれは転移のため骨盤骨を広範に破壊され骨肉腫の疑で来院した症例につき,右第5肋骨にも腫脹を認め,その試験切除により副腎腫の転移巣であることを確かめ,さらに剖検により,その原発巣は腎皮質内の被膜に包まれた約中指頭大結節性の小さな副腎腫であることを明かにし得たので,この興味ある症例を報告したい.
症例:平○英○郎,65歳男,職業製菓業
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